油圧機械は精密機械です(コラム)
私たちが主に取り扱っている油圧アタッチメントは、解体や建設現場に出ると過酷な環境で使われることになります。 特に、頑丈な建物を解体するために作られた圧砕機は特に頑丈な作りになっています。中でも、爪先はもっとも摩耗しやすい部分であり、返却された後、点検や必要に応じて溶接など、定期的な補修を行うことで、常に万全な状態で現場にお出ししています。
油圧機械は精密機械
弊社の修理部門では、爪先等の溶接はもちろんの事、内部の油圧機器部分のメンテナンスは特に気を使っています。
機械の動作に関わる油圧シリンダーは、精密機械としての側面もあります。
特に、油圧の動作に必要なシリンダー部分は、油が漏れないようシールパッキンが多数施されています。しかし、これらは外側からの侵入には特に弱く、水に入れたり、泥の中に入れたりすると、すぐに壊れてしまいます。
また、シリンダーは精密機械なので、少しでもキズがついたり、ヘコんだり、曲がったりすると、すぐに作動油が漏れて油圧が機能しなくなります。私たちが常にメッキをかけてピカピカの状態にし、常に気を使ってるのは、このようなトラブルを防ぐためなのです。
油圧アタッチメントは、大きなビルなど建物を壊す機械だから、そう簡単には壊れないというイメージがありますが、使い方次第では、すぐに壊れてしまいます。むしろ、精密機械を使って建物を壊しているとイメージしてもらった方が良いかもしれません。 私たちも現場を止めないよう、スムーズな現場作業ができるようにと、最善を尽くして現場を回るように心がけています。