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文化・環境への取り組み

メセナアワード2011「解体新生賞」受賞

メセナアワード2011:解体新生賞受賞

この度、弊社は「メセナアワード2011メセナ大賞部門 解体新生賞」を受賞いたしました。
これまで弊社が取り組んでまいりました古民家の修復保存と活用が評価された結果であり、これもひとえに皆様方始め関係各位の絶大なるご支援とご協力の賜物と心から感謝いたしております。

挨拶と受賞の風景

受賞活動:【古民家の修復保存と活用】

建物の解体にかかわる仕事を主とする油機エンジニアリング、ある古民家の解体を依頼されたことを機に、却って古民家の魅力をいかした活動を始める。
福岡県糸島市(旧・前原市)にある「綿屋」という屋号を残す町屋は、江戸時代から唐津街道の宿場町である前原宿を支えてきた旧家・西原家によって、明治34年に建てられた。歴史的な価値が高く、前原市中心地区の景観を残すうえで非常に重要な建物であると判断した油機エンジニアリングは、この建物を壊さずにいかす方策を考え、独自で修復・保存。

2005年より「前原古材の森」との名を冠して、地域拠点として活用するに至っている。社員と地元住民が連携してワークショップやコンサート、落語の独演会等を企画開催、この建物でしか味わえない独特の雰囲気は多くの人を魅了する。地産地消のメニューを揃えたカフェを目的に足を運ぶ人も多い。さらには建物周辺のまち並みを散策するツアーを企画したり、近くの宿場町とともに「唐津街道サミット」を開くなど、まちづくりの気運が高まっていった。ツアーには全国から参加者が集い、シャッター通りの閑散とした商店街にも人の声が戻りつつある。地域資源としての価値を見出した住民の中には、自ら住まう古民家を同じように「いかす」動きが出始めている。

大きな民家は個人での維持が困難なことから放置され、あるいは解体されて失われていく例が多い。しかし地域のシンボルとして使うことで、次世代に引き継がれていく。解体することが本業の企業による修復保存と活用、オリジナリティー溢れるメセナである。

「メセナアワード」は社団法人企業メセナ協議会が、芸術文化の振興に高く貢献した企業・企業財団を顕彰するものです。 贈呈式は平成23年11月25日(金)、東京都港区南青山のスパイラルホールにて行われました。
公益社団法人企業メセナ協議会ホームページもあわせてご覧下さい。

贈呈式:トロフィー

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